五間四面の本堂は、平成9年に、古代の工法によって釘を一本も使わずに再建されました。
本尊の大日如来坐像は、行基菩薩の御作として信仰されていますが、実際には平安時代後期に作られた寄木造の像で、
高さ145㎝の大きさがあります。また、脇仏の聖観音菩薩立像は、弘法大師の甥にあたる智証大師・円珍の作と伝えられています。
いずれも国の重要文化財に指定されていますが、非公開です。
本堂内陣の正面には、お前立の大日如来像を安置しています。


 



昭和59年に再建された宝形造のお堂で、弘法大師をお祀りしています。
弘法大師像は、土佐二代目藩主である山内忠義公が寄贈したものです。




地蔵菩薩をお祀りする六角のお堂で、昭和61年に建立されました。
護摩堂を兼ねており、月に一度、護摩供養がおこなわれます




不動明王を本尊とする非公開のお堂です。
大日寺の歴代住職の位牌をはじめ、永代供養でお預かりした位牌を安置し、香華や仏飯を欠かすことなく日々に供養しています。




大日寺を中興した弘法大師・空海は、楠の立ち木にみずからの爪で薬師如来の像を彫ったと伝えられています。
楠の木は明治期の台風で倒れてしまいましたが、その切り株と薬師如来像を、奥の院の薬師堂に安置しています。
「爪彫薬師(つめぼりやくし)」として信仰を集めており、特に、頭、目、耳、鼻など、首から上の病気に霊験あらたかとされています。
なお、参拝して願いが叶った際には、穴の開いた石を奉納する習いがあります。




奥の院の薬師堂の傍らには、弘法大師が杖を突いて湧出させたといわれる「大師のお加持水(だいしのおかじすい)」が
滾々と流れ出ています。
干ばつの際にも涸れたことがなく、高知県の名水40選にも選ばれています。




奥の院のすぐ近く、大日寺発祥の場所ともされる、深い緑に囲まれた聖地に、
「薬師谷・瑠璃光苑(やくしだに・るりこうえん)」があります。
春のヤマザクラ、夏のシャガ、秋のカエデ、冬のツワブキやツバキなど、四季折々の花が咲く、
静寂で心安らぐ樹木葬のための霊園です。
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